知っててよかった!賢い家の作り方

賢い家作りのポイントを知っていますか?
全国の家作り経験者を対象にしたある調査では、
「家作りの勉強をもっとしておけばよかった」と後悔する方が
全体の6割を占めるという結果もあるそうです。
「賢い家の作り方」を一緒に予習しましょう。

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  • 日本の家は
    “お直し”が大前提!?

家を作る時は、『住宅価格』で決めてはいけません。見落とされがちなのが「家の寿命」や「メンテナンス」です。戦後、復興を急ぐ日本では、まずたくさんの家を建てることが優先されて「住宅の質」が置き去りにされてきました。今でこそ「性能」に注目する業者も増えていますが、日本の家作りは海外と比べると遅れている工法も多いのです。それに加えて、人手不足と将来的な住宅市場の縮小がどんどん深刻化しているのがいまの建築業界です。出来るだけ早く家を仕上げるため、工業製品を多く使っているのも特徴。工業製品のメリットは人件費も抑えられて安上がりな事ですが、間違ったものを選んでしまうと、どんどん経年劣化が進み、メンテナンスが必要になって、お客様にはね返ってくるのです。だから、「家の寿命」を出来るだけ延ばすようにすることが賢い家作りのキホンのキ。例えば、断熱性能や工法をきちんと選べば、壁内結露を防げます。あとから大規模なリフォームをする場合、費用が高くついてしまうので工法のメリット・デメリットや耐久性についてもしっかり選んで、想定外の出費に困らないようにしましょう。

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  • 安心して
    子育てできる家作り

日本ではまだまだ十分に理解されていませんが家と健康のつながりはとても密接。だから、工法や素材を選ぶときだって、業者任せでは安心できません。体に入れる食べ物を選ぶとき以上にしっかり調べて、こだわって選ぶことが家作りのカギです。例えば、10人に1人はいると言われている「シックハウス症候群」。建築材料の選び方や、断熱性能によって発症するかどうかが大きく左右されると言われています。国民生活センターは、2000年以降全国各地で家の中にいると頭痛やめまい、吐き気を感じると言った相談件数が大幅に増え、しかも、治療期間が長引くケースも増えていると発表しました。この原因について、「新築・リフォーム工事や家具に使われる有害化学物質やシロアリ駆除剤などがハウスシック急増の一因だ。特に小さな子どもほど、症状が強く出ている」と警鐘を鳴らします。体調が悪くなったことを建築業者や家具メーカーに訴え、材料に使用している化学物資の数値をきちんと測定するよう求めた人たちも、ほとんどが対応してもらえなかったそうなのです。だから、少しでも安心して子育てできる家を作るためには、材料や工法について自分でもしっかり確認すること。家と健康のつながりについて学んでいくことが大切。人生で一番高いお買い物をするのですから、間違って健康に悪いものを選んでしまっては大変です。家族が健康でいられることが何より大きな宝物なのです。

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  • 断熱性能を高く。
    それ以外の選択肢は
    ありません

国の統計によると、現在の日本の家作りの約9割が、「断熱性能が低い」とされていると知っていましたか?海外の家作りで「断熱性能が良い」家とは、エアコンや床暖房といった冷暖房機器を使わなくて済むというレベル。冷暖房が不可欠な日本家作りは、遅れているのです。現在は法改正が行われ、2020年に住宅の省エネ基準を義務化されることになりました。実は、現行の日本の家作りでは「断熱基準」に縛りが無かったのですが、今後はこの基準を満たさない家は「既存不適格」として資産価値がかなり低く査定されてしまうのです。断熱性能が良ければ、家計だって大助かりです。環境省などによれば、日本の気温は世界平均よりも早い速度で上昇しており、平均気温や真夏日の日数も毎年増えていく、と言われています。それにも関わらず、電気料金の値上げが続いています。過去40年間の電気料金は年に約2%ずつ上昇しているというのです。だから、これからの時代はなおさら「断熱」が大事になります。断熱性能は、一番大事ないのちにだって関わってきます。断熱材などの材料の選び方や施工方法が、健康へ大きく影響すします。エアコンを消したとたん、室温が気温と同じになっていく家は、海外からみれば、断熱が不十分でコストがかかる家。電気代を節約しようと思って冷暖房をつけずにいると、熱中症や心疾患にかかるリスクが増えてしまいます。最悪の場合は、部屋の間の温度差によって血圧が急に変動し死んでしまう「ヒートショック現象」を起こすことだってあるのです。新築時に断熱についてきちんと考えておくことが将来まで考えて、健康や家計、それから地球のためにもやさしい選択です。